No.27
ハナオチバタケ
 まるでサクラの花のような淡いピンク色が、日に透けて美しい。小さなきのこが見せるハッとするような一瞬だ。
 カサの直径がわずか8ミリの超小型きのこで、群生をすることが多いが、このときはなぜか1本だけだった。この紅色型と褐色型があり、褐色型のほうが普通に見られるが、褐色型にそっくりのハリガネオチバタケというのもあってまぎらわしい。
 降り積もった落ち葉から生えて、森の中で落ち葉を分解して土に戻す。そんな地味な存在のきのこが、なぜ、こんなに美しいのか。この不思議さはいくら考えても、答えが出そうにない。
撮影データ
埼玉県・天覧山 2001/8/25
SONY DSC-S50  F11・1/4”
CLOSE-UP No.3
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