No.101
カワラタケ
 すべてのきのこの中で最も平凡な種類と言えば、多くの人がこれを挙げるだろう。切り株にも倒木にも、そして小さな落ち枝にさえカワラタケが付いていることがある。
 その昔、癌の特効薬と言われて脚光を浴びたこともあったが、今ではあまたの種類にその座を明け渡している。
 会の勉強会だったこの日、きのこが少なくてあまりいい写真を撮ることができなかった。解散になった後、ふと切り株にこれを見つけた。「新鮮であれば種類は問わない・・・」日ごろ口癖のように言うセリフが、頭の中でこだまのように響いた。
 黒いベルベットの部分と真っ白な縁取り。思いっ切りコントラストを強調したらきっと・・・。狙い通り、こんな感じになった。
 誰もが認める平凡なきのこだからこそ、より満足度の高い作品になった。
撮影データ
神奈川県相模原市 2005/8/21
Canon EOS 10-D
CanonZoom EF17-40L 
F20  2.5"
補正 -1
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