No.106
ヒラタケ−3
 この倒木には2ヶ月前にたくさんのヒラタケが出ていた。ところが昨年12月から今年の1月中旬まで、各地の記録的な豪雪をよそに関東地方は全く雨が降らない日が続いた。
 倒木の上にやっとカサを広げた小さな幼菌は、冬晴れの冷たい空気に包まれていた。おそらく、もうこれ以上大きくはなれないだろう。
 いかに冬好きのきのこと言えども、カラカラの異常乾燥続きでは元気になれる筈がない。直径1センチあまりのカサが二つ並んだ様子は、「擬人化」することを好まない私にも「健気」としか表現のしようがない。
 せめてもう一度くらいは温かい雨を受けて、明るい灰色の肉厚のカサを群生させて欲しいものだ。
撮影データ
神奈川県厚木市・七沢 2006/1/29
Canon EOS 10-D
CanonZoom EF17-40L 
F6.3  1/15
補正 -1/3
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