「貴婦人は老いてなお気高し」・・・きのこを被写体にしているとほとんど老菌にレンズを向けることはないのだが、このコキララタケの老菌はふとそんなフレーズを思い浮かばせた。
 2002年に同じ高麗山で撮ったもの(Gallery No.35)は若い凛々しさを感じたが、そのまま気高さを保って年老いたイメージだった。
 カサ全体に細かなシワを帯び、柄も干からびて弱々しい。よくこれで立っていられると不思議に思ったら、カサの一部が上の枝にくっついていた。そのおかげで倒れることなく、「老いてなお」の姿になったのだ。新鮮なものだけが美しいとは限らない。これからも目を向けたいテーマだ。
撮影データ
神奈川県平塚市
高麗山

2006/10/8

Canon
EOS Kiss X
CanonZOOM EF17-40

F20  5''
補正 -1/3
No.115
コキララタケ
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