![]() |
![]() |
| No.129 キイロスッポンタケ |
|
| 濁った泥水のような悪臭を放つ液やそれを舐める一匹のハエ。作品を構成する要素のそれぞれは、およそ「美」とはかけ離れているに違いない。 にもかかわらず、鮮やかな山吹色で縁取られた独特の網目模様は、不思議なことに一種の「美」を感じる。 有名な「ラフレシア」という花は、腐敗臭を放ってハエを集めて受粉させるという。きのこにも同じ作戦で胞子を拡散させる種類があるのだ。スッポンタケは白い網目に緑色の粘液を付けるが、これはその黄色バージョン。レースをまとった「貴婦人」ことキヌガサタケにも黄色型があるが、白と黄色に何か意味があるのだろうか。 魅惑的な香り(?)に吸い寄せられた一匹のハエを、美しいシーン(?)だと感じてシャッターを切る。世の中いろいろあってこそ楽しいものなのだ。 |
|
| 撮影データ 静岡県富士宮市 2007/8/11 Canon EOS Kiss-X Tokina AT-X107DX F11 4/5 補正 -1/3 ※トリミング |
|