今日はどこまで行ったやら・・・


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2007年
 1月28日(日)

真鶴半島自然公園
神奈川県真鶴町
 関東南部では金曜日の夜にかなりまとまった雨が降った。これで気温があまり下がらなければ「きのこ型」にも期待できるに違いない。そう予測して久しぶりに真鶴半島へ行った。
 最初に目に止まったのはマツの枝に背着する赤褐色のきのこ。状態が良さそうなのでレンズを向けながら、頭の中では種名を探っている。まったくカサを作ってなくて粗い管孔が見えるからアナタケに近いのかと思ったが、こんな色の種類は記憶にない。ルーペで見ると整った管孔ではなく、不規則に流れたようなシワ状の孔だった。どうやらオオシワタケのようだ。黄色から次第にこんな赤褐色になってしまうらしい。
 この時季なら確実に見つかるはずのマツカサキノコモドキが、前に見たポイントで丁寧に探しても見つからない。尾根筋のクロマツの大木の根元でやっと小さなカサを2個見つけた。慎重に掘り起こしてマツカサから生えているシーンも撮影した。
 しばらく行くと今度は倒木上にエノキタケを見つけたが、これもまた何とも元気がない。なるほどこの2種は「冬きのこ」なのだから、今年はまだ冬が来ていないということになるのだろう。
 ここへ来て見つけたいと考えていたのはフルイタケだったが、残念ながら新鮮なものはなかった。それでも何とか乾燥したものを見つけて、よく似ているセンベイタケとの比較写真を撮ることができた。「フルイタケは新しいものがなくて・・・」と、くだらないオヤジギャクをつぶやいた。
2007年
 1月21日(日)

伊豆・一碧湖
静岡県伊東市
 たびたび一碧湖へ行くのでそんなにいい所かと聞かれたことがあるが、決してきのこが豊富という訳ではない。第一に湖を回る散策路が平坦で楽なこと、第二は低気圧がよく通るので雨が多いこと、第三が「イッペキコ」という響きが好きなこと、くらいが理由だ。で、今日も雨後に期待して足を運んだ。
 最近はメインの湖より小さい方の周回コースを歩くことが多い。こちらの方が行楽客がいなくて自然が残っていると感じるからだ。
 切り倒したマツや広葉樹の太い丸太を積み上げた所に、緑色のきれいな苔に彩られたカイガラタケを見つけた。本来の色は灰白色なのだが表面に苔が生えることが多く、本種ではよく見かける姿だ。色合いがいいのでアップで撮影してみた。
 ちょっと珍しいヒメカイメンタケを見つけてから必ずチェックするようになったコナラの立ち枯れに、今日もきれいなダイダイタケが見られた。カサの表面より管孔面の方が色鮮やかという、ちょっと変わった硬質菌だ。
 ヒメカイメンタケはずいぶん数が増えていた。直径が6〜7ミリしかなくて根際の低い位置に生えるのでなかなか撮影が難しい。今まではこの木でしか見なかったが、今日は他の2箇所のコナラでも見つけられた。この一帯では珍しくないようだ。
 サクラの倒木のあちこちから大きな半円形のカサが生えていた。厚みがありくっきりした環紋がきれいなミイロアミタケだ。鮮やかな朱色や黒、明るい灰色など、よく見ると複雑な色のパターンが興味深い。
 「きのこ型」ではエノキタケ1種だけを見つけたが、まったく元気のない姿だった。今年はエノキタケ凶作の年なのだろうか。
2007年
 1月20日(土)

七沢自然保護センター
神奈川県厚木市
 本格的に寒くなった。昼前からはみぞれ混じりの冷たい雨が降り、やがて雪に変わった。風も冷たく手がかじかんだが、何となく記憶にある風景とは違うと感じた。池の水がまったく凍っていないのだ。これでもまだ気温は高いのだろう。
 切り株に褐色のきれいな縞模様が広がっている。新鮮なチャウロコタケだ。まるで靴べらのように硬いときもあるが、これはしなやかで水分の多いものだった。
 2005年の3月にここで見つけてスズメタケとして掲載したきのこが気になっていたが、再度、いい状態を見つけることができた。前回よりカサは小さいが裏の網目もはっきり見えて、短い柄でササの枯れた幹に生えている。スズメタケは近畿以西に分布し孔口が発光するというので、手で包んで暗闇を作って凝視してみたがまったく光っているようには見えなかった。恐らく別種の発光性のないヤミスズメタケになるのだろう。
 雪がまた冷たい雨に変わって強く降り出したので探索を切り上げようとした時、横たわった枝に赤いカサが見えた。エゴノキタケだとすぐに分かったが、1点くらいは華やかな色が欲しいので撮影。
 冬は嫌いなのだが今年はなぜか、寒くなってホッと安堵する気持ちもある。
2007年
 1月14日(日)

新治市民の森公園
神奈川県横浜市
 よく晴れて風もなく、実におだやかな探索日和になった。来月中旬から同じ横浜市の「四季の森公園」で予定している、「硬いきのこの展示会」のための資料集めを兼ねながらの観察を開始した。
 昨日のリベンジに何か「ドキッと」するような発見を期待したが、やはりここでもきのこの影は見えない。それでも予想した通り、20個もの「ベテランきのこ目」はちゃんと被写体を見つけてくれるものだ。最初は積み上げられたコナラのホダ木に顔を出している小さなシイタケだ。付近に数個あったがどれも1センチほどの幼菌だった。
 次はかなり朽ちた切り株に生えるエノキタケ。周囲にはすでに干からびたカサが並んでいたが、一角だけ新鮮な状態のものがあった。太い柄のしっかりしたエノキタケだった。
 もう1種は、これもサクラのホダ木に出ているナメコだ。いかに粘性の強いナメコといえども、ここ数日の異常乾燥の下ではヌメリが弱い。それでもきれいなカサとバランスのいい生え方が、この時季としてはいい被写体になってくれた。
 帰宅途中にスーパーへ寄って買い物をしたが、棚に今日の3種が並んでいることに気づいて何だか不思議な感覚に包まれた。
2007年
 1月13日(土)

泉の森公園
神奈川県大和市
 「季節がおかしい」とか「暖冬」だとか言われながらも、数日前からは一段と寒くなり本格的に冬になった感じがする。しばらく雨も降っていないのできのこにとっては最悪の状態になっているようだ。
 今まで「きのこ探索」を続けてきた中では、今日の結果は恐らく最も悲惨な部類に入るだろう。とにかく、いくら目を凝らして歩いてもまったくきのこが見つからない。被写体となるいい状態どころか、朽ちたもの、干からびたものすら目に止まらなかった。
 仕方なくレンズを向けたのは、せめて色だけでも華やかにと撮ったニクウスバタケ。砂ぼこりを被っていたので霧を吹き付けて鮮やかな色を出した。
 もう1種は灰色と紫の環紋がきれいなエゴノキタケ。これも新鮮なものではなかった。
 この分では明日の「定点観察会」も思い遣られるが、ベテランの「きのこ目」がたくさん集まればきっと興味深い発見もあるだろう。
2007年
 1月 8日(月・祝)

高麗山・地獄沢
神奈川県平塚市
 いくらきのこの少ない時季とは言え、たっぷり雨が降った2日後ならきっと何かが見つかるはずだと、地元高麗山の子供の森から歩き始めた。
 公園内はたくさんの落葉で埋め尽くされて、たとえきのこが出ていても見つけることは難しい。斜面でたびたび足を取られながら、ようやく見つけたのはアシナガタケだった。長い柄が落葉に埋もれカサだけが見えていたが、その独特の中高な形ですぐに名前が分かった。念のためにニオイを確かめたが、やはりまったくの無臭だった。
 さらに探し歩くと、積まれた木の上に直径10センチ以上もある大きなカサを見つけた。カサが肉厚で中央部分に大きなひび割れが見える。久しぶりに見る大きなシイタケだった。
 午後は北麓の地獄沢へ移動して、さらに「きのこ型」探しに集中した。しかし、よほど時季が悪いのかどんな極小菌も目に止まってくれない。
 やっとの思いで苔の間に群生する小さなカサを発見。ヒメカバイロタケモドキだ。あまり密集して群生しないこと、柄がカサの中心からずれていることが多いことなど、ヒメカバイロタケとは容易に見分けられるが、何よりその地味なカサの色で分かりやすい。
 最後はこの時季でも必ず見つかると言ってもいいエノキタケ。抗菌力が強いと言われるタブノキにも生えていたが、切り倒されたタブノキは力が弱くなるのかも知れない。
 以上4種が本日の「きのこ型」のすべてだった。
2007年
 1月 7日(日)

木もれびの森
神奈川県相模原市
 3連休初日の昨日は、朝から冷たい雨が降り続いたので探索を諦めた。深夜には冬の嵐となり、そのおかげで今日は抜けるような青空が広がった。
 いつもの場所に車を停めて探索を開始すると、いきなり切り株にエノキタケを見つけた。強い雨のせいで泥を被っていたが、幸先がいいので車をバックに撮影した。
 広葉樹の落ち枝にきれいなカサが並んでいた。形はウチワタケに似ているが全体に白く淡い褐色の環紋が見える。裏は褐色の短い薄歯状になっているのでシロハカワラタケではないだろうか。
 太い丸太から大きなホウロクタケが出ていた。今まで乾燥したものしか写真がなかったので、とても新鮮な状態に何カットも撮影した。硬質菌の典型的な姿を撮るのもなかなか難しいものだ。
 切り株になにやらビッシリとカサが重生していた。肉はかなり薄く、質も柔らかい。裏を見ると穴もヒダもない平坦なウロコタケの仲間のようだ。切り株は広葉樹のようなのでチウロコタケになるのだろう。傷つけても赤い液は出なかった。
 もう1種、いい状態を撮りたいと狙っていたものを見つけた。幅1センチほどのカサが細い柄の先に広がって生えるチヂレタケだ。小さいながらも波打つカサや細かな放射状のヒダが独特で、とても分かりやすい種類だ。
 結局「きのこ型」は最初だけだったが、この時季は硬質菌のいい姿が見られるので撮影も楽しい。
2007年
 1月 3日(水)

高麗山・湘南平
神奈川県平塚市
新年あけまして おめでとうございます。今年もまた「飽く事を知らない」と呆れられている本コーナーをスタートさせます。12月の最後の週までよろしくお付き合いください。
 「きのこ初めは高麗山から」に定着した感があるが、さすがに「きのこ型」は見つからないだろうと思っていた。湘南平の芝生広場の脇にいつもニガクリタケが出るポイントがあるが、今はまったく見られない。
 ところが同じ木のサルノコシカケの影に黄色くないカサが見えた。近づいてみるとムササビタケだった。独特のカサの乾き方で本種らしい姿を見せてくれた。予想しなかった「きのこ型」に気をよくして先へ進む。
 一方これは必ずあると予想していたヌルデタケが、あちこちの落ち枝に群生していた。サクラやコナラの木によく出るようだ。ずらり並んだ「だんご鼻」はなかなか愉快で見飽きない。
 広葉樹の立ち枯れた幹には褐色のカサが、たくさん重なって生えていた。表面は光沢がありわずかに環紋が見える。海沿いの地域によく見られるワヒダタケだ。ヒダを見れば同定は極めて簡単だ。
 樹皮が剥がれた枝に幅の狭い棚状のカサが見えた。この独特のうねり方と環紋はシカタケだ。今までいい写真が撮れなくて探していた種類だ。やっと本種らしい姿を写すことができた。
 探索最後の休憩場所で、積み上げられた木に白いカサを見つけた。やや乾燥気味ですでに硬くなっているが、いい状態のアラゲカワラタケだった。
 やはりほとんどが硬いきのこだったが、いい状態のものをいくつか見ることができた。
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