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バライロウラベニイロガワリ 2005/8/13 山梨県鳴沢村・富士山北麓 |
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2001年に新種発表されたイグチ科ヤマドリタケ属のきのこで、やや高山帯のコメツガやシラビソの林内に生える。しっかり締まった肉質で重量感があるが、どうやら有毒だということらしい。アメリカウラベニイロガワリなど少し似たタイプの可食きのこがあるので、間違わないように注意したい。 カサの表面に銀色光沢のある被膜のようなものが見えること、柄にはっきりした網目模様があること、青変性はアメリカ・・・ほど早く顕著ではないこと、などがポイントだろうか。 下の写真はアメリカウラベニイロガワリ(左)との比較だが、本種の管孔は黄色みの弱い紅色で、変色の速さもやや遅い。 確かに紅色とは少し違うこの色を「バラ色」と命名したのは素晴らしいと思う。当初、富士山だけで記録されていたが、その後、北海道などでも報告があるようだ。 |
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2005/8/13 富士山北麓 |
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