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ハタケチャダイゴケ 2009/7/5 神奈川県横浜市・新治市民の森 |
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植栽に腐葉土のようなものを施した所に、一面に群生していた。1個の大きさは直径1センチ程度で漏斗状に開き、中に黒い碁石のような胞子カプセルを多数作る。 幼菌の時はささくれ立った膜の蓋があり、カプセルが成熟すると消失してしまうようだ。準備完了で次の雨を待っている状態といったところか・・・、腹菌類には雨の力を借りて胞子を飛散させる種類がいくつもある。本種は雨に濡れると、カプセル裏の糸状の仕掛けがバネのように弾けて、カプセルが飛び出し、その糸に粘着性があるので付近の草などに絡み付く。カプセルはすぐに砕けて胞子が飛散するという、なかなか手の込んだ仕掛けだ。 |
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