ホウキタケ
2006/7/8 山梨県甲州市・甲斐大和
 この仲間はよく似た種類がとても多く、色や細部の形などが少しずつ違っていてたいへん同定が難しい。成長とともに形や色が変化する種類もあって、注意深く観察しないと同定できない。柄の基部が太くて枝先に近い所まで白いことや、先端部分で数本に枝分かれして、その先端だけが赤い点で見分けられる。
 ホウキタケそのものはたいへん歯応えのいい優秀食菌なのだが、この仲間には有毒種もあるからやっかいだ。
 古くから「ネズミタケ」と呼ばれて食用にされてきたが、枝の先端部分の赤いところがネズミの赤ん坊の足の形に似ていることでその名で呼ばれる。なんという繊細な観察力だと驚かされる。
2002/10/5
山梨県大和
2006/7/8
甲斐大和