フクロキクラゲ(仮称)
2012/12/16 大阪府交野市・かいがけ道
 この日の観察会前の「きのこ雑談」の中で、ジュズタンシキン属という耳慣れない属名が話題になり、なんとその後の観察会で本種が見付かった。きのこには見覚えがあったが、傷んだハナビラニカワタケとしてやり過ごしていたようだ。
 本体はニカワ質で袋状になる特徴があり、幼菌(写真左下)はヒメキクラゲモドキによく似ている。担子器が数珠のように連なった形をしている(写真右下)。もう一つ際だった特徴は、必ずクロサイワイタケ科のアカコブタケ属などのきのこの上に発生していること。同属には他にも数種のきのこがあるらしい。
 
2012/12/16
かいがけ道