ジュズテングノメシガイ
2011/10/9 大阪府交野市・かいがけ道
 竹林の地面にテングノメシガイの仲間が群生していて、表面に微毛が見られないのでヒメテングノメシガイ属までは肉眼で同定できた。高さは2〜3センチ。
 後日、観察会メンバーの小寺さんが撮られたきれいな検鏡写真を見て驚いた。子嚢胞子にはくっきりと7個の隔壁があり、子嚢の間を埋める側糸の先端部分は、大きく球状に膨れている。この姿がまるで「数珠玉」のように見えるので付けられた種名だ。
※同属には似た側糸を持つ他種もあるようだが、これほど明瞭ではないようなので、ここでは本種であると判断した。

子嚢胞子と側糸  写真提供:小寺祐三氏
2011/10/9
かいがけ道