マイタケ
2006/10/7 神奈川県横浜市・新治市民の森
 いつかはミズナラの根際に生える立派なマイタケを撮りたいと思い続けていたが、まさかこんな形で写真を撮るとは予想外だった。もう5年も定点観察を続けている横浜市内の里山公園で、コナラの根際のうろの中にそれは生えていた。両手のひらいっぱいに乗るくらいの立派な大きさで、とても新鮮な状態だった。(下の写真)
 深山に分け入ってシロを見つけ、その場所は家族にも教えないと言われるマイタケが、なぜかこのところ里山や平地の公園でシイやコナラに生える。考えてみるに、シイタケと同じように栽培用に改良された適応力の強い品種が、胞子の飛散などで分布を広げているのではないだろうか。写真のものを少し焼いて食べてみたが、市販のものとほとんど変わりはなかった。
2006/10/7
横浜市新治