ミミブサタケ
2008/7/27 静岡県富士宮市・富士山南麓
 ウサギの耳を束ねたような・・・という表現が最も言い得ていると思う。何となく体温のような温もりを感じる、不思議な形のきのこだ。子嚢菌類のベニチャワンタケ科に分類される。
 あまり多くは発生しないようだが、この年は観察会でも数回採取されたので、条件次第ではまとまって生えるのかもしれない。地中の菌核から延びて房状に生えるが、途中で枝分かれして2株になることも多いようだ。
 よく似たやや小型の種類に「オオミノミミブサタケ」があり、房の肉が薄く成菌では暗紫褐色になる。まれなきのこで胞子が本種よりかなり大きい。
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