ムカシオオミダレタケ
2009/9/10 青森県青森市・梵珠山
 ブナの倒木や古木に、厚みのある大きなカサを出す。カサの上面にはトゲ状のささくれ立った剛毛状のものが密生する。下の面は幅の広いヒダが大きく迷路状に乱れて、直感的に種名を連想させてくれる。それほど珍種でもないはずだが、なかなか見つけることができない。
 胞子を作る細胞(担子器)が独特の形で、キクラゲの仲間のヒメキクラゲ科に分類されている。この姿でキクラゲ類とはとても意外だが、標本を乾燥したところかなり小さくなってしまったことがある。組織もキクラゲに似ているのかも知れない。
 属名は今関先生により「古代ホウロクタケ」を意味するProtodaedalea属と付けられたが、すでに付けられていたElmerina属に改められている。
月間MVP 2011/07
 
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