オムブロフィラ属sp ニセズキンタケ近縁種 
2006/9/23 静岡県富士宮市・富士山南麓
 小型のきのこを撮影しながらふと足元を見ると、ズキンタケに似た形のきのこが落ち枝の苔の間から出ていた。図鑑やサイトで見たような気がして「山渓フィールドブックス」を開いてみると、まさしくズバリの写真が載っていた、・・・が、何とも名前がスッキリしない。まだ、和名が付いてないようだ。
 ミズベノニセズキンタケに雰囲気が似ているが、意外にも柄が堅く軟骨質だった。ゼラチン質の柄に褐色の芯が見えている。「北陸のきのこ図鑑」のオオニセズキンタケ(仮)にも似ているがそれはニセズキンタケ属になっている。高さは1〜2センチ。
 下の写真は2007年10月に同富士山南麓の1600m付近で見付けたもの。
 2015/01/17 Daniel Guezさん(フランス)よりメールをいただき、「1989年に広島県の県民の森でヒノキに生えたこれとよく似たきのこの写真を、"ASCOfrance"というサイトのフォーラムに投稿したところ、Hans-Otto Baral 氏という人からNeocudoniella albiceps(=ニセズキンタケ)だろうと回答された」とのこと。Netでこの両種を調べると、オムブロフィラ属は柄が短いかほとんどなく、チャワン〜皿型をしている。この写真のきのこは確かに、ニセズキンタケあるいはオオニセズキンタケ(池田氏仮称)によく似ている。「フィールドブックスきのこ」(初版)の記載が誤りだったようなので、ニセズキンタケ近縁種と改めた。
2006/9/23
富士山南麓