ヌメリスギタケ
2008/10/18 山梨県富士河口湖町・富士山北麓
 苔むした広葉樹の倒木に群生していると、遠くからでも目に留まる華やかさのあるきのこだ。近い仲間でよく似た外見が数種類あるが、見分けにはちょっとコツが必要だ。カサや柄にトゲ状の尖った鱗片をたくさん付けて、カサも柄もヌメリのあるのが本種で、ヌメリがどちらもないのがスギタケモドキ。鱗片がもっと粗くカサにだけヌメリがあるのがヌメリスギタケモドキで、それに似てヌメリがないのがスギタケ。大ざっぱに言ってこんな見分け方をしている。
 食用として適しているのはヌメリのある方の2種だが、歯応えやボリュームではヌメリスギタケモドキが勝り、味では本種に軍配が挙がるとの評判だ。
2008/7/27
富士山南麓
2008/10/18
富士山北麓