ポロミケナ属
2011/10/15 奈良県山添村・神野山
 山頂付近にアセビの並木があり、その朽ちた落葉から白い極小のきのこが生えていた。カサ径は5ミリほどで表面に微細なコブが広がっている。裏面はヒダではなく、整然と管孔が並んでいる。図鑑を見てアミヒカリタケに近い種類かと思ったが、はるかに小型で柄が細長い。
 2016年4月に高橋春樹氏からメールをいただき、「Poromycena属」の菌だと教えていただいた。この属は熱帯地方に多く、温帯の山間部に分布するのは興味深いとのこと。下の写真右は2009年7月に富士山北麓1300m付近で見付けたもの。
 アミヒカリタケは現在クヌギタケ属に移され、アミヒカリタケ属が消滅したため本属のカタカナ読み表記とした。
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