ショウゲンジ
1998/10/24 山口県・羅漢山
 富士山へよくきのこ狩りに行く人は、いつもこれをたくさん採っているのだろうが、人が多く行くところを避けたがる「撮影目的」ではあまり目にすることがない。柄が太くてしっかりしているため、歯応えがよくてかなり美味しいきのこだ。
 初心者には馴染みにくい変な名前だが、これを食用として人々に広めた僧のいた寺の名前らしい。幼菌の形が虚無僧の姿に似ているので「コムソウ」とも呼ばれている。
 カサには放射状に細かなシワがあるが、幼菌の間は下の写真のように白い蝋のような粉を被っているので、一度その独特の姿を覚えると見分けやすい。
2005/9/15
長野県真田