シモフリムクエタケ(青木氏仮称)
2012/8/25 大阪府交野市・かいがけ道
 コナラ(?)の落ち枝から生えていて、カサの直径は大きいものでも1センチ弱。何より目を引いたのはカサの上に付いた水滴で、ここ数日は夕立が降ったとは言え、晴れて暑い日の正午近くにこれほどの朝露が残るとも思えない。
 観察後の斎木氏による検鏡の結果、「日本きのこ図版」(青木実氏)記載の本種と同定された。水滴を取り除いたカサの表面(下の写真右)は、細かなシワが網目のように広がり、名前の通り霜降り状の微粉が覆っている。ホシアンズタケに見られるように、吸水性が強くて水を分泌した後にできるシワではないだろうか。
 
2012/8/25
かいがけ道