スジチャダイゴケ
2003/7/19 山梨県小山町・ふじあざみライン
 チャダイゴケという一風変わった名前の小型菌のグループがある。1個の直径は大きくても1センチくらいで、初めは写真の上の1個のように蓋を閉じているが、蓋が取れると中に碁石のような粒がいくつも入っている。その粒が胞子を入れたカプセルになっていて、雨粒が当たるとカプセルの下にある糸状の仕掛けが弾けて飛び出すという、手の込んだ胞子の拡散をするきのこ達だ。(コチャダイゴケにはその仕掛けがない)
 本種はその中でもやや大きい方の種類で、椀の内側に縦のスジがあるのでスジチャダイゴケという。下の写真は2011年8月の大阪府交野市での観察会で撮ったものだが、どうも最後の1個が残ってしまうという、構造上の難点があるようだ。
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