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2017年 10月 8日(日) 神野山 鍋倉渓~木工館下 奈良県山添村 |
寒くなってしまう前に大和葛城山へ上がろうと思って出発したが、ふと気が変わって神野山へ向かった。気紛れなところはきのこに負けない。 先月まで鍋倉渓にきのこはなかったが、今日はようやくポツポツと目に留まった。最初はホウキタケの仲間で、色合いからハナホウキタケだろうと思う。 薄暗い森の中に1本だけワタカラカサタケが立っていた。とてもいい状態で、カサの縁の鱗片もきれいに残っていた。 大きなカサが2つ並んでいた。柄の太いウラベニホテイシメジで、ボリューム感のあるきのこは久しぶりだ。 苔むした岩の陰にコイヌノエフデが出ていた。先端の穴がきれいに開いていたのでアップで撮ってみた。 次の場所へ移動しようと思った時、「ドキッと塾」OBのTさんご夫妻とバッタリ会った。おかげで次のポイントでは、たくさんの種類を観察することができた。 アラゲホコリタケモドキがちょうど撮り頃だった。前にこの場所で幼菌を見たことを思い出した。 夏きのこのドクツルタケの仲間が出ていた。柄が細くて弱々しい姿はアケボノドクツルタケだと思うが、決め手に欠ける。 まるでフウセンタケの仲間かと思う、スタイルのいいハゴロモイタチタケが10本近く出ていた。普段見るいかつい姿とはまるで違う、なかなかの美形だった。 小さなきのこが枝から束生していた。種名はジェルに包まれた柄を見てすぐに分かった。ヌナワタケだ。 夕方に予定があるので、昼食後はTさんと別れて帰途に就いた。 |
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2017年 10月 7日(土) 太陽が丘公園 京都府宇治市 |
めっきり秋めいて来たので、前回の「きのこなし」からどう変わったのか太陽が丘公園へ行ってみた。 歩き始めていきなり、コケの上にクロトマヤタケの群生があった。初見の種類だが、この色とカサのささくれは間違いないだろう。 マツの多い斜面にはベニタケ類やイグチの仲間がたくさん出ていたが、どれも傷んだものが多かったので、きれいなアカヤマタケを撮った。 今ごろになってテングツルタケがたくさん出ていた。夏に多い種類だが、かなり遅くまで出ていることもある。 園内のいたる所にズキンタケが出ていて、中には密集して生えている様子も見られた。 芝生の広場にやや傷んだフウセンタケの仲間が群生していた。1本抜いてみると、柄の下部が膨らんで黄色くなっている。どうやらフウセンタケモドキのようだ。 そのすぐそばには、久しぶりに見るムラサキホウキタケモドキが出ていた。踊るような姿はいつもいいモデルになる。 さらに芝生の定番きのこ、オオヒメノカサがたくさん出ていた。本種の変色性があるタイプはまだ見たことがない。 背の低い植え込みの下に、ユキラッパタケが菌輪を描いてたくさん出ていた。古くなると褐色になってしまうが、白いカサは日に透けてとても美しい。 斜面の茂みの中に黄色いフウセンタケの仲間を見つけた。とても撮りにくい場所だったが、クリフウセンタケだと分かったので潜り込んで撮影した。 その撮影中に、小さなカワムラフウセンタケも見つけた。全体がヌメリに包まれて、柄の紫色がとても鮮やかだ。 他にもたくさんの種類を観察したが、逐一撮影していたらとても体力が持たない。大型こそなかったが、ずいぶん賑やかになってきたものだ。 |
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2017年 10月 1日(日) 矢田山子どもの森 奈良県大和郡山市 |
あれよあれよでもう10月。今年はずいぶん「常連きのこ」を見てないように思う。行き先をずいぶん迷ったが、結論は「どこへ行ってもない」と思えたので悪あがきはやめた。 やはりここも、歩いてしばらくは何も見つからない。やっと色の華やかなアカイボカサタケを見つけた。 森の奥で見つけた赤いきのこは、撮りながら名前が分からなかった。図鑑などで調べてみるとチシオヒメノカサというのによく似ている。 落ち葉が積もって腐葉土になっている所にカキシメジが出ていた。まだヒダにシミのない若い菌だった。 そのすぐそばには、カサをネズミにかじられたイグチがあった。柄が細く管孔が藤色なので、アシボソニガイグチだ。 しばらく進むとヌメリの強いきのこがあった。紫色のカサに白い斑紋が見える。これは「モドキ」の付かないムラサキアブラシメジの方だ。今回も不満足な状態だった。 昼食ベンチでおにぎりを食べながら、落ち枝に生えた白い盤菌を見つけた。この仲間は外見で属を決めることも難しいので、ビョウタケ型子嚢菌としておく。 同じ道を引き返したが、丁寧に探したつもりでもやはり見落としがあった。まず、かなり傷んでいるがキンチャフウセンタケと思われるもの。 そして最後に、神秘的な色が魅力のアオイヌシメジが、いいバランスで束生していた。 先月末に群生したのはほんの一部の種類だけで、きのこが乏しい状態は何も改善してなかった。 |
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